高血圧

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 高血圧はよく見られる状態だが、乳児期や小児期では明らかな症状は呈さないことが多いので、定期的に血圧を測定することが重要です。血中レニンの高値など腎血管性高血圧や腎自体の障害からくる腎性高血圧もあるので、定期的な腎機能評価も大切になります。一方3型の症例などで老化性病態としての動脈硬化症が明らかでないこともあり、症例毎に頸動脈の血管硬化度を測定することも有用です。年齢が上がると食事量も減少し運動量も激減するので、最終的には薬物療法が適応となります。腎機能を検討しながら、Ca拮抗薬、ARB/ACE阻害薬、利尿剤、β遮断薬を適切に選択する必要があります。Ca拮抗薬は血管拡張作用があり、比較的副作用も少ないので、合併症の多いコケイン症候群ではよく使われます。利尿薬の中では血中カリウムが減少することがあるので、定期的検査が必要です。血中レニンが高い場合は、レニン阻害薬やARB/ACE阻害薬が適応になり、病態や重症度により使い分けることになります。


千葉大学教育学部養護教育学基礎医科学部門 杉田克生
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