栄養・摂食

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 コケイン症候群では、早期から体重増加不良、哺乳不良が認められます。摂食機能の低下は神経症状の進行(主に偽球麻痺による)により出現し、食事摂取量の減少に伴って栄養障害が出現するため、経鼻胃チューブ留置や胃瘻からの経腸栄養剤の注入に切り替える栄養管理は重要です。予後に関係する特別な栄養メニューはありませんが、腎不全がみられた場合には、蛋白制限、カリウム制限や高血圧に対する塩分制限なども必要となります。
 原らは、食事摂取量が落ちたコケイン症候群患者の摂食機能についてビデオフルオログラフィー(VF)による評価を行い、食形態を変更することにより栄養摂取が改善できた例を報告しています。摂食機能の低下は個人差があるので、誤嚥を防ぎながら安全に経口摂取ができる方法を検討するには、VF検査による評価が有用です。


都立府中療育センター小児科 田沼直之
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